MRIを勉強するうえで、絶対に避けられないTRとは? 結論からいうと、 TR(time to repeat)のことで、繰り返してRFパルスを使用するときに使う用語で、RFパルスを照射するごとの時間の長さを表しています。 具体的にいうと、縦磁化を横磁化にするために90°パルスを使いますが、実際の検査では、この90°パルスを繰り返して使うことになります。90°パルス照射から次の90°パルス照射までの時間がTR(繰り返し時間)と呼ばれているのです。
検診や人間ドックと言われると、「めんどくさい」や「費用が高い」などを理由に受けない方が多います。 また、人間ドックで何の検査を受けた方がいいのかすらわからないから決断できないと思うかもしれません。 でも、ある程度の年齢になったら、定期的に人間ドックを受けた方が良いということは確かです。 病気には無症状のものも多く、突然発症すると大事になる病気もあり、その後の生活を大きく変えてしまうかもしれません。
現在、放射線関連の画像はほぼと言っていいほどのデジタル化が進んでいます。画像がデジタルになることで、画像に対して様々な処理でできるようになり、アナログ画像では得られなかった画像を提供することが可能になったのです。 これは、診療に必要な画像、得たい情報を強調した画像など状況に応じた画像を得られやすくなったことでもあります。
血管内に注射された、ヨード造影剤の98~99%は腎臓から尿となって排泄されます。 静脈性腎盂造影検査(IVP;Intravenous Pyelogram)は、造影剤の排泄機序を利用して、腎臓から膀胱まで造影剤が流れる様子をX線を使って観察し、レントゲン写真を撮る検査です。 腎臓、尿管、膀胱の形態や機能(尿の流れ)を見る検査として、長い間行われてきました。
これまで、CT画像再構成と言えばFBP(filter back projection)法でしたが、最近は逐次近似再構成法が通常の使用ともなってきています。逐次近似再構成法は、元々あった、原理であったのですが計算に時間がかかるためにFBP法主流であったのです。 ただ、この二つの違いは何なのか。逐次近似法の利点や欠点とはどういったものがあるかなど理解しきれていない方も多のではないでしょうか。
「注射をするなら、右の血管は細いから左からにしてほしい!!」 実際の臨床現場で言われることは多々あります。 こんな場合、先輩技師や医師たちは、「じゃあ、左から注射しましょう」と軽く答えていることもよくありますし、最初から左腕に造影剤の注射をしようとすることもあります。 でも、CT検査での造影剤注入は右腕からが基本であると学校で教わっているため、学生時の臨床実習や入職したてのころは、
X線を使う検査で使う造影剤と言えば、バリウムやヨードが一般的ですが、これらはMRIで使用しても、造影剤としての効力は発揮しません。 MRIにはMRI専用の造影剤があるのです。 今回は、MRIの造影剤とはどんなものなのかまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク 基本はGd(ガドリニウム)造影剤
核医学検査は、他の放射線画像検査と異なり体内に放射性医薬品を注射して、体内から放出される放射線を捉えて画像化します。 つまり、体内から放出されてくる放射線を検出するための機器が必要になるのです。これが、ガンマカメラと呼ばれるものです。 今回はカンマカメラについてまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク
肝臓の機能には、胆汁の分泌と排泄も含まれており、これがないと脂肪やタンパク質の分解に問題が起こったり、体に黄疸と呼ばれる症状となって現れてきます。 肝臓からの胆汁の分泌と胆道系による排泄という体内の働きは、とても重要な要素であるのです。 そこで、今回はその肝臓機能の一つである胆汁の分泌から排泄が正常に行われているのかどうか調べる検査である、肝胆道シンチグラフィについてまとめてみたいと思います。
日本人の死亡原因の第1位ガンです!! 男性では45~89歳、女性では35~84歳の間で死亡する場合はガンが最も多いそうです。 ガンは今や2人に1人がかかると言われるほど、他人事ではない病気です。 また、2013年の調べによると死亡数が多いガンの出来る部位は 男性:1位 肺 2位 胃 3位 大腸