TDCとは造影CT検査では、欠かせない用語であり、造影剤の注入量や速度、撮影タイミングにまで影響する重要な指標です。 そこで今回は、このTDCについてまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク 造影CT検査とは? 小さな病変や正常組織・臓器とX線の吸収値に差がない病変の場合では、診断が困難となるケースが少なくありません。
被ばくに関心が高まる前から、放射線を計測することはとても重要とされていました。 どんな種類の放射線がどのくらいの強度であって、その量は多いのか少ないのかなど正確に計測することは、放射線を扱う上で避けられない内容であるからです。 しかし、その全てに対応する放射線検出器とは存在しないため、現在、使用されている検出器には得意、不得意があることになります。そのため、各種の放射線測定器の特性を理解し、状況に応じた使い分けが必要になります。
食道や胃、小腸、大腸と呼ばれる消化管は通常、ぜん動と呼ばれる生理的運動で収縮と拡張を繰り返し、食べたものを運んでいきます。 つまり、ぜん動運動は消化や吸収に欠かせないものであり、病気などでその運動機能が悪くなれば栄養状態が悪くなることにもなるのです。ただ、バリウム検査や内視鏡検査など消化管の検査を行う場合には話は別です。
in-phaseとout-of-phaseの原理は、MR検査のディクソン法なる撮影の原理になっているもので、化学シフトと大きく関わったものなのですが、少しわかりにくいのが難点です。 そこで、今回は化学シフトを含めつつin-phaseとout-of-phaseについてまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク
放射線治療における病巣を照射する体積は段階的にいくつかに構成されています。 この体積は照射する範囲を決定するうえでとても重要で治療計画を立てる際にも用いられるため、その定義はICRU50・62で明確に定義されています。 今回はその体積についてまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク 模式図に示すと
ヘリカルCT撮影では必ずでてくる用語がピッチです。ピッチとは、どれだけ寝台を早く動かして撮影しているのか?(正確には違うと言われそうですが・・・) という、指標を示したものです。 でも、このピッチとは視点が変わるだけで、名前が変わり、数値が変わるのでややこしくなってしまうものです。 また、医療機器メーカーでも基本数値が違うので、メーカーの異なる施設間の人と話すとさらにややこしくなってしまうのです。
診療放射線技師の国家試験では、以前に比べて明らかに画像問題が増えました。 特に出題されやすいのは、頭部CT,MRI画像です。 毎年、必ずといっていいほど、どちらかが出ているように思えます。 MRI画像問題は以前にまとめてみたので、参考いただきたい。 今回は、頭部CT画像問題をまとめてみたいと思います。
CT検査は患者さん身体の周りをX線を発生させる機械を一回転させて、人体の輪切りの写真を撮影します。 ただ、この撮影法式には2種類あります。 それが、コンベンショナルスキャンとヘリカルスキャンです。 CT検査ついて色々調べていると、「ヘリカルスキャン」という言葉だけは聞いたことがある人も多いかもしれません。
乳がんは日本人女性がかかるがんの中で最も多いがんで、乳がんと診断される女性は1年間に4万人にものぼっており、30~64歳の女性ではがん死亡原因のトップになっています。 乳がんは何歳でもかかる可能性があり、20歳代から徐々に増え、30~40歳代でその数はピークを迎えます。 それでも50歳を超えたからといって安心できるわけではなく、乳がんにならないと断言できる女性は一人もいないといえます。