医療関係を目指すと避けられない、臨床実習。 それは、診療放射線技師を目指す場合でも同様です。 臨床実習は、実際の病院に行って、業務を体験するカリキュラムですが、慣れない環境に身を置くだけでも疲れやストレスになることも少なくありません。 その中でも、毎日のように書かされるレポートはストレスだったことを覚えています。
心臓CT検査では、常に動いている心臓を撮影するため短時間で撮影することが重要となってきます。その工夫の技術の一つとして挙げられるのがハーフスキャンです。 では、ハーフスキャンとはどういったものなのか? フルスキャンとハーフスキャンの違いからまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク フルスキャンとハーフスキャンとは?
最近では、3TのMRI装置を使用する施設も多くなり、以前に比べてだいぶ定着してきました。ただ、少しMRIについて勉強してみると3.0Tへの漠然とした思いは以下のようなものです。 ➀1.5Tに比べて3.0Tは2倍の磁場だからS/Nが良い。 ➁頭部の専用機では?! ➂SARの制限がうるさくなる ➃MRAが綺麗
エンドリークとは、腹部大動脈のステント治療後におこる、動脈瘤内の血流が残存している状態のことです。最近は、腹部大動脈瘤への治療法として、ステント治療(EVAR)が主流になっています。 ただ、ステント治療後にも経過観察は必要です。なぜなら、動脈瘤内に血液が流入してしまう恐れがあるからです。こうなると、動脈瘤内に圧力がかかり、動脈瘤のさらなる拡大や破裂などの危険性が残ってしまいます。
MRI検査が普及し始めてから約30年、急速に広まり今では欠かせない検査になっているためか国家試験にもMRIに関する問題が多いように感じます。 これは、特に画像問題で多く見られているような印象を受けるので、何回かに分けてその対策になるようなものを載せていきたいと思います。 今回は、MRI画像におけるアーチファクト、つまり人為的や工学的に作り上げられる偽の像について実際に国家試験に出題されたものを中心にまとめてみます。
放射線治療は、現在では一般的になりましたが、以前は特殊な治療法の一つでした。その放射治療の中でも、さらに特殊な治療として上がるのが全身照射と全皮膚照射の二つです。 今回はこの二つについてまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク 全身照射とは? その名の通り、患者さんの全身を照射する治療法です。
ネガフィルムが主流だったような以前のレントゲン撮影では、撮影する放射線技師が自分の判断でX線量を変化させて撮影していました。 撮影で照射するX線量を撮影条件といいますが、撮影条件はレントゲン写真の良し悪しを左右する重要な因子であり、患者さんの被ばく線量にも影響します。 しかし、この撮影条件には放射線技師間でバラつきがあったのです。
CT検査は被ばくが多いと有名なので、検査を受けた時最も不安になるのは・・・ 『実際には、自分はどれくらいの被ばくをしたの?』 ということだと思います。 そこで、今回は、この疑問を簡易的な方法ではありますが、答えていきたいと思います。 スポンサーリンク CT検査で自分の被ばく線量を聞いても・・・
前回に引き続き、放射線治療に関する用語をまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク 基準深:dr ビームが患者さんまたはファントムに入射したとき、ビーム軸上の目的に応じて定める特定の深さのことです。一般的には、深部量百分率(PDD)の100%、組織最大線量比(TMR)、組織ファントム比(TPR)の1となる深さを指すことが多いです。
バイアスとは、偏りのことです。 比較する二つのデータがルールに従って集まっていない場合に用いられ、比較するのに適しているのかどうか考える際に使われることがあります。 例えば、ある手術を受けたがん患者さんと受けなかったがん患者さんの5年後の生存率を比較する場合、手術を受けたがん患者さんの生存率が高いと判定されることがあります。