現段階では、もっとも速く撮像できる方法であるEPI(Echo Planar Imaging:エコープラナー撮像法)ですが、なぜ速いのかわからない方も多いのではないでしょうか。 それでも、この撮像法は現在、主流な撮像法のひとつであるためMRIを知る意味では避けては通れません。 そこで、今回はEPIについてまとめたいと思います。
X線の質とは、X線が発生するときの焦点サイズによって影響を受けます。 小焦点や大焦点など、発生するX線量によってサイズを変化させますが、なぜ焦点サイズが変わり、画質にまで影響を与えるのか知るのは重要です。 ということで、今回はX線管の焦点サイズについてまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク
超音波検査について学ぶ際に出てくる言葉として、音響インピーダンスというのがあります。 今回は、音響インピーダンスについてまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク 音響インピーダンスとは? そもそも音響インピーダンスとはなにか。 それは、「物質固有にある抵抗値」みたいなもので、 『組織の密度ρ×組織の音速c』によって求められる値のことです。
放射線治療を行う上で、重要なのは放射線によって細胞や組織がどのような反応を示すのかということです。 放射線が照射されて、何も反応がないということは、人の細胞や組織である以上、ほぼないことですが、治療が行われる過程で細胞や組織がどういったことを起こしているのでしょうか? 今回は、英単語がRで始まることから4Rと呼ばれる、放射線治療における細胞・組織の重要な反応の4つをまとめてみたいと思います。放射線治療では、これらの4因子によって分割照射が行われているので、ぜひとも知っておきたいところです。
最近は診療放射線技師に読影補助業務が認められたためか、臨床に関係する画像問題が国家試験によくでているような印象を受けます。 もし、自分が現役で今、国家試験に向けて勉強しているのだとしたら、画像問題は不安要素の一つになります。 なので、過去問の画像から画像問題対策をまとめてみたいと思います。
バリウム検査でも主な撮影法が4種類あり、それぞれ得られる画像の特性が異なります。つまり、4種類の撮影法を使って、診断に有用な画像を得るということです。 この、4大撮影法とその着眼点についてまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク 充盈法 最も歴史深い撮影法で、以前は必ず撮影されており、立位と腹臥位(うつぶせ)で撮影されていました。
CTでは、投影データから画像を再構成するというコンピュータ処理が必要です。コンベンショナルスキャンでは、1回転データを収集して移動しての繰り返しのため、画像再構成するのにデータが不十分であることはありません。 しかし、ヘリカルスキャンでは移動しながらデータを収集するためどの位置を取っても1回転分のデータを得ていないことになります。
CTの画質評価には、ノイズ、高コントラスト分解能、低コントラスト分解能など様々あります。 その中で、CNRは低コントラスト分解能を評価するためのものです。 CNRとは、どんな方式で求められ、どう読み取り、評価されるのかまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク 低コントラスト分解能とは? まずは、CNRで評価する低コントラスト分解能とはなにかを知る必要があります。
お腹、特に肝臓や膵臓の検査というのは、これまで人間ドックで一般的だった超音波検査だけでは不安に感じる方が多く、追加の検査を求める方も多くなってきました。 これには、スティーブ・ジョブズさんが膵臓がんの末期でなくなったことで、 「やはり膵臓がんは見つけにくく、症状が現れてときには遅いんだ」という認識による不安が社会的に広まったからと思われます。
国家試験にも出題されたことのある、水腎症画像。 第67回では、超音波画像で出題されましたが、他の検査ではどのように観察されるのかまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク そもそも水腎症とは? 通常、腎臓で作れらた尿は、腎盂から尿管、膀胱と流れて排泄されます。しかし、その尿の通り道が何らかの原因で閉塞や狭窄を起こすと、尿の流れがせき止められて、尿管から腎盂にかけて尿が溜まって拡張します。