拡散強調画像を撮像するときに設定するb値とは、拡散強調画像のコントラストを決定する因子の一つです。 しかし、b値とはなにか?という質問に答えられる人は少ないように感じます。 そこで、今回は拡散強調画像のコントラストがどのように決まっているのか、b値とは何かについてまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク
グラディエントエコーシーケンスについて学び始めると避けては通れないのがフリップ角と呼ばれるRFパルスです。 「90°より小さい角度のRFパルス」としか教わることがないため、どんな時に使用され、どんな効果があるのかわからないままな方も多いのではないでしょうか。 今回は、フリップ角(フリップアングル)についてまとめてみたいと思います。
MRI検査では、患者さんは大きな磁石の中にいることになります。 この磁石のなかで、T₁強調画像、T₂強調画像、プロトン密度強調画像など様々な画像を撮影します。 一般論でいえば、T₁強調画像は解剖学的構造を把握するため最も適しており、T₂強調画像は病理所見を推定するのに役立っています。 今回は、検査部位ごとのMRI診断の用途をまとめてみました。
X線撮影には、不要な被ばくを避けるためX線を照射する範囲を限定する絞りが装置内に備わっています。X線絞りは適切に使用すれば、被ばく線量の減少と画像コントラストの改善など欠かせない要因であるのす。 ただ、X線絞りにもデメリットが存在し、その使用法によっては被ばく線量の増加にも繋がってしまうのです。
放射線防護という観点で考えた場合に、放射線被ばくとは以下の3つの状況に分かれると考えられています。 ➀計画被ばく状況 ➁緊急時被ばく状況 ➂現存被ばく状況 です。 状況によって、どの程度の被ばくが考えられ、そして許容されるのかといった限度値や参考となるレベルが決められています。 今回はこの3つの状況についてまとめてみたいと思います。
放射線治療は決められた範囲に決められた線量が照射されていることが重要な領域です。そのため、事前に自分たちが使用している装置による照射がどのような線量分布を示すのかを把握する必要があるのです。 今回はそれに関連する因子としてPDD・TAR・TMRの違いについてまとめたいと思います。 スポンサーリンク
X線透視装置では、線量不足を補うためにリカーシブフィルタというものが使用されています。 ただ、リカーシブフィルタについて学校で学んだ覚えがある方は意外と少ないのではないでしょうか。実際、私自身、調べる機会がなければ学校で学んだのどうかさえ覚えていなかったほどです。 それでも、リカーシブフィルタは透視画像に欠かせない(新しい技術もでてきていますが)ものとなっていますので、最低限の知識を持っているとより理解が深まると思われます。
診断目的のために行われるX線血管造影検査は他の検査精度が上がっていることからも減少傾向にあります。 ただ、一方で、血管系のインターベンション、つまり、画像をガイドにした血管疾患の治療は逆に増加しています。 今回は、その種類についてまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク バルーン血管形成術
画像では、SD値はとても重要な要素です。なぜなら、SD値が大きくなると画質の劣化を招くからです。 しかし、SD値だけでは、画質を評価するということはできません。そこで、関連の深いNPS(ノイズパワースペクトル)が、算出されます。 今回は、SD値とNPSの関係のついてまとめてみたいと思います。
放射線治療では、腫瘍の種類や位置によって照射法を変化させています。 一般的に、外部照射と言われる方法でも、1方向または2方向から照射するのか、また、照射する方向すら異なってくるのです。 今回は、外部照射法・固定照射の種類についてまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク 固定照射法とは? 放射線ビームを照射中に動かすことなく固定して行う方法です。