mri
今回は、人がMRI装置(磁石の中)に入った後のことを考えていきます。 スポンサーリンク 磁石の中に入った後には 人がMRI装置、つまり磁石の中に入った後、ラジオ波を送ります。ラジオ波は、無線放送で使われているような周波数域にある電磁波のことのです。 実際に、送る電磁波は、長時間にかけて連続的に送られるのではなく、短時間に集中したものです。この送るラジオ波をラジオ周波数(radio
拡散強調画像は、拡散の程度によって、信号強度が変化する撮像法です。しかし、拡散強調画像だけでは、白く描出されているか黒く描出されているかという画像上の結果しか知ることができません。 ある程度、白く描出されていば拡散がなく、暗く描出されていれば拡散があるということは確かなのですが、それでも拡散とは無関係に白く描出される要因があった場合には、拡散の有無を正確に判断するには、別の情報が必要となります。
TRとTEを長さを変えるとどのような画像が得られるのか? 今回は、そんなお話です。 スポンサーリンク 長いTRと短いTEの場合 こんな場合のT₁とT₂曲線の組み合わせは下のような感じになります。 長いTR,短いTE のときのT₁、T₂曲線 長いTRを選んだ時には、全ての組織が、ものの縦磁化の大きさを回復しているため、T₁、縦緩和時間の違いによる信号に影響がなくなり、組織間のコントラストが乏しくなります。そして、非常に短いTEしか待たない場合には、T₂の違いがあまりないため、信号強度にも差がつきません。
MRIでは、RFパルスを送って陽子を励起させたり、組織から出てくる信号を受け取ったりするのに、ラジオ周波数コイルと呼ばれるものが必須になります。 RFパルスを送信することと、信号を受信することを一つのコイルで行う場合もありますが、それぞれ役割を分けて行う場合もあります。現在では、色々なコイルが使われているので代表的なものだけでもまとめてみました。
MRI検査で使われるコイルが検査部位ごとに用意されており、とても独特な形をしています。 診断に有用な画像を撮影するためとはいえ、形が面白いのでまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク そもそもコイルとは? MRI装置で画像を得るためには、コイルと呼ばれるものが必要で、今回は表面コイルと呼ばれるものだけを紹介します。MRIの信号は普段はとても弱く、画像化しても良好な画像は得にくいために、信号増幅のために使われるものです。
脳梗塞の診断をはじめとする、頭部MRI検査の需要が高まっており、今では欠かせないものとなっています。それに伴い、国家試験でも頭部MRIに関する問題が多く見られます。 なので、画像解剖を始め、代表的な疾患くらいはわかるようにしておいたほうがいいでしょう。診療放射線技師国家試験問題を元にまとめてみました。
MRIで造影剤を使わずに血管の撮影ができるMRA(MR Angiography)ですが、その撮影は血流状態を画像化しているため、その状態によっては上手く画像化できない部位が出たりもします。 そのため、血管の撮影には血流に関する重要な要素について知っておく必要があります。そこで、今回はMRAに影響を与える血流についてまとめてみたいと思います。
in-phaseとout-of-phaseの原理は、MR検査のディクソン法なる撮影の原理になっているもので、化学シフトと大きく関わったものなのですが、少しわかりにくいのが難点です。 そこで、今回は化学シフトを含めつつin-phaseとout-of-phaseについてまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク
MRIの基礎について、難しくて疲れるので、何回かに分けて話したいと思います。今回は、MRI装置内に入ると、私たちの体には何が起こっているのかということです。 ※ちなみに、下の話は、H.H.Schildさんの「わかりやすいMRI」を参考にしています。 スポンサーリンク 一番基本的な原理として・・・