IVR(Interventional Radiology)はX線透視撮影下、体内にカテーテルを挿入し、検査や治療を行う技術です。 外科的(手術など身体を切る)手技を必要としないので、比較的患者さんへの負担が軽い手技として普及されています。 ですが、IVR手技の難易度が高いほど、透視時間(X線の使用時間)の長くなってしまい、被ばく線量の増加が問題となることもありrます。
CT画像はそれはもう沢山の情報を持っています。 しかし、観察するうえで欠かせないのが、 『見たい臓器に、濃度を合わせる』ということです。 脳には脳、肺には肺、骨なら骨に合わせて観察しなければ、本来見えるはずの病気を発見することすらできません。 観察するものに合わせて、濃度を調整する機能をウインドウ機能と言います。
放射線を学ぶ上で絶対に避けては通れないのが相互作用です。 ただ、相互作用は荷電粒子線と非荷電粒子線とで内容が変わります。 相互作用の内容は何となく理解していても、それがどの放射線の種類で起こるのか混乱する方もいるのではないでしょうか。 そこで、今回はその基本である光子と電子線の相互作用の違いについてまとめてみたいと思います。
核医学検査は、体内に放射線医薬品を投与し、体内から発せられる放射線をカンマカメラやシンチカメラと呼ばれる検出器を使い、画像化する検査です。 ただ、その画像化やデータ収集方法は検査目的に合わせて使い分ける必要があります。 データ収集方法によってどのような違いがあり、どのような場合に使用されるのか今回は主に使用される3種類の収集についてまとめてみたいと思います。
歳差運動をしている陽子は、RFパルスが送られると2つのことが起こります。 それは、 いくつかの陽子はRFパルスからエネルギーを受けとって、高いエネルギーレベルに移ること。(足で歩いている状態から逆立ちして手で歩く状態に移行するような感じ。)結果として、縦磁化の大きさは減少すること。 もうひとつは、いくつもの陽子が同調して、位相を揃えて歳差運動をし始めること。そこで、それぞれの陽子のベクトルは外部磁場に対して横方向に足し合わされ、横磁化が出来ることです。
耳に関する病気は多くありますが、その際に行うX線検査には、Schueller法、Stenvers法といったものが主流でした。が、最近はCT装置の発展によって、検査時間の短縮と精度が向上したため、その需要は少なくなっています。 実際、現在の若い放射線技師たちは、Schueller法、Stenvers法といった撮影をしたことないというのも珍しくはないはずです。
放射線治療装置(リニアック)では、X線と電子線を同一装置から照射するために、フィルタが二つ存在しています。 それが、フラットニングフィルタとスキャタリングフォイルです。 今回は、少し短めになりますが、この二つをまとめたいと思います。 スポンサーリンク フラットニングフィルタとは? フラットニングフィルタとは、別名ではビーム平坦用フィルタ、イコライザと呼ばれるもので、X線照射時に使用されます。
診療放射線技師になるためには、専門学校や大学受験は避けられません。 競争にもなるため、できるだけ有利な科目選択をしておきたいところです。 そこで、大学ごとの受験科目について調べてみました。 スポンサーリンク 国公立大学の受験の流れと必要科目 国立大学の受験の流れは少し難しいものです。 先ずは、受験の流れを見てみましょう。
MRI装置では、高磁場の磁石が使用されています。 ただ、高磁場な装置とは安易に設置できるものではありません。その磁場による影響が外に出ないように遮蔽されること、さらに、外界に存在している磁場によって撮影が影響されることがないように磁場の遮へいが必要になります。 今回は、その磁場遮へいについてまとめたいと思います。
肝臓に脂肪がたまりフォアグラ状態になる脂肪肝。 今や日本人の4人に1人が脂肪肝になると言われているほど、身近な病気です。 さらに、脂肪肝になると、肝硬変や肝臓がんへ進行する恐れがあるばかりか、様々な生活習慣病へのリスクが高まるため、油断なりません。 そこで、脂肪肝とはなぜなるのかから超音波検査やCTなどの検査ではどのように見えているのかなど、まとめてみました。