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検診や人間ドックと言われると、「めんどくさい」や「費用が高い」などを理由に受けない方が多います。 また、人間ドックで何の検査を受けた方がいいのかすらわからないから決断できないと思うかもしれません。 でも、ある程度の年齢になったら、定期的に人間ドックを受けた方が良いということは確かです。 病気には無症状のものも多く、突然発症すると大事になる病気もあり、その後の生活を大きく変えてしまうかもしれません。
X線を使う検査で使う造影剤と言えば、バリウムやヨードが一般的ですが、これらはMRIで使用しても、造影剤としての効力は発揮しません。 MRIにはMRI専用の造影剤があるのです。 今回は、MRIの造影剤とはどんなものなのかまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク 基本はGd(ガドリニウム)造影剤
医療関係者から見れば、磁力が一番怖いのですが、患者さんにとっては、磁力より検査中に狭く、うるさいのがストレスになるのではないでしょうか?! そもそもなぜ、受ける側から見ればストレスになるだけのMRI装置は狭い必要があるのでしょうか? スポンサーリンク 狭い理由 MRI装置が狭い理由は、装置内の磁場を均一に保つためです。
組織抑制の一つである磁化移動は、MRアンギオグラフィーで使用される方法です。 ただ、この内容を意識されている場合のほうが少ないくらい自然と使用されているように感じられることがあります。 なので、今回は磁化移動(MT)法とはなにかまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク 磁化移動(MT)法とは?
今回は、90°パルスについて、入門編的についてまとめたいと思います。 スポンサーリンク 90°パルスとは? 90°パルスとは、陽子の磁化ベクトルを90°傾けるRFパルスのことです。 どういうことか? 先ずは、下の図を見てください。 二つの陽子がZ軸の周りを歳差運動しています。 実際には、上向きの陽子が下向きの陽子よりも2個だけ多いという状況です。もしかしたら、上向き12個、下向き10個かもしれませんし、上向き102個、下向き100個の状況かもしれません。
CTでは、X線が照射されたところが輪切り画像となって出力されています。 では、MRIでは、どうやって断面を作る部位を決めているのでしょうか?! スポンサーリンク 断面の選択はどうやって? 人がMRI装置の中に入ると、そこは均一な磁場の中にいるということになります。 その中では、全身の陽子は、同じラーモア周波数でクルクルと周り、同一のRFパルスによって、励起と妨害をされることになるのです。
T₁とT₂の緩和時間とは、組織や磁場、周囲環境によって長さが異なります。が、基本的には、T₁のほうがT₂よりも長いということは覚えとく必要があります。 それは、大体2,5,10倍くらいで、実際の値でいうと、T₁は約300~2000msec、T₂は約30~150msecだそうです。 では、T₁とT₂は具体的にどんなことに影響されるのでしょうか?
現段階では、もっとも速く撮像できる方法であるEPI(Echo Planar Imaging:エコープラナー撮像法)ですが、なぜ速いのかわからない方も多いのではないでしょうか。 それでも、この撮像法は現在、主流な撮像法のひとつであるためMRIを知る意味では避けては通れません。 そこで、今回はEPIについてまとめたいと思います。
お腹、特に肝臓や膵臓の検査というのは、これまで人間ドックで一般的だった超音波検査だけでは不安に感じる方が多く、追加の検査を求める方も多くなってきました。 これには、スティーブ・ジョブズさんが膵臓がんの末期でなくなったことで、 「やはり膵臓がんは見つけにくく、症状が現れてときには遅いんだ」という認識による不安が社会的に広まったからと思われます。
MRAとは、MRで撮影する血管撮影のことです。MRの場合、造影剤を使用することなく、血管の描出が可能であり、その手法のひとつがTOF(time of flight)です。 TOFはMRAの中でも、最も主要な血管撮像法であるので、自ずと重要度も高い撮影です。 そこで、今回はTOFとなどんなものかまとめてみたいと思います。