画像のボケの具合を表すのが、点広がり関数と線広がり関数です。 ですが、私自身この二つの内容について大学の授業で学んだ覚えもないほど、印象に残っていませんでした。 同じように感じている方はどの程度いるのか、わかりませんが、今回はこの二つについてまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク 広がり関数とは?
脳ドックを受けるときなどよく見られるのが、 【頭部MRIと頭部MRAの二つを行います。】 という記述です。 そのためか、実際に検査に訪れた方には、 「MRIとMRAってなにが違うの?」 と尋ねられるものです。 ぼくも最初は、どういう意味で聞いているのだろうと思ってしまったものです。 でも、色々な検診のホームページを見てみると、頭部MRIとMRAは別の検査であるかのような印象を受ける場合もあります。
今回は、T₂強調画像がどのようにしてできていくのか? ということを、順を追って説明したいと思います。 スポンサーリンク 90°パルスと180°パルス MRIでは90°パルスと180°パルスの話は避けることができません。 ということで、また例を出していきたいと思います。 いくつかの歳差運動している陽子に90°パルスを使い、縦磁化を傾けて横磁化を発生させます。
MRIの難解項目の一つであるグラディエントエコーですが、理解を諦める方、言葉だけ知っていれば良いと思っている方が多いのではないでしょうか。 そこで今回は、グラディエントエコーとは何なのかまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク グラディエントエコーシーケンスとは? MRIの基本的なシーケンスである、スピンエコーシーケンスとは、180°RFパルスによって、バラバラになったプロトンの歳差運動の位相を再収束させ、そこから発生する信号を画像化しています。
IVR(Interventional Radiology=インターベンショナルラジオロジー)の一つであるTACEは肝細胞がんに対する治療法の一つです。ただ、TACE時には、がんの位置や大きさの診断が重要となります。 その検査に行われるのがCTAPとCTHAです。 今回は、この2つの検査についてまとめてみたいと思います。
僕も、最近まで知らなかったことなのだが、2013年初めに日本骨代謝学会、日本骨粗鬆症学会の合同から衝撃のことが公表されていたのです。 それは、骨粗鬆症の診断基準を引き下げる!! というものでした。 今まで、骨粗鬆症と診断されていない人も骨粗鬆症と診断される可能性がでてきたのです。いったいどういうことなのでしょうか?
MRI検査の最大の弱点は、一枚の画像を得るのにとても時間がかかることです。 また、レントゲンやCTのようなX線を照射したところだけは、すぐに画像化できるシーケンスとは異なり、MRIでは、撮像中に止めてしまうとそれまで作られようとしていた画像も一から作りなおすことになります。 そのため、「すぐに検査画像が見たい」という要望には叶えにくい検査であったというのが一般的でした。
CT画像に限らない話では、ありますがX線画像にはノイズと呼ばれる成分が必ず含まれることになります。 そして、ノイズと関係するのがSD値です。 SD値というのは、統計的な用語で聞いたことが多い方も多いかもしれませんが、CT画像においてSD値がどのような役割を担っているのか、ややこしくなっている方も多いのではないでしょうか。
現在、放射線検査(CT、MRIなど)で造影剤は正確な診断のために欠かせないものとなっています。 そんな中で、使われている主要な自動造影剤注入器は注腸検査用、CT用、MRI用、血管造影検査用の4種類です。 ただ、CT用と血管造影検査用の自動注入器はほぼ同じなので、今回は3種類についてまとめてみたいと思います。
MRI検査は、他の検査に比べ時間がかかるのが特徴の一つです。そのため、どうやったら撮影時間を短く、良い画像を撮影できるのかというのが常に課題であるといえます。 今回は、その中でも基本的な高速撮像法である、高速スピンエコー法についてまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク スピンエコー法の問題点とは?