今回は、人がMRI装置(磁石の中)に入った後のことを考えていきます。 スポンサーリンク 磁石の中に入った後には 人がMRI装置、つまり磁石の中に入った後、ラジオ波を送ります。ラジオ波は、無線放送で使われているような周波数域にある電磁波のことのです。 実際に、送る電磁波は、長時間にかけて連続的に送られるのではなく、短時間に集中したものです。この送るラジオ波をラジオ周波数(radio
診療放射線技師は、年々飽和状態になり、就職難になりつつあります。 「どこでもよい」、「選ばない」という条件であれば、必ず就職先は見つかるとは思いますが、どんな方にも希望というものがあって当然です。 しかし、何も対策をしない、戦略もないとなれば、希望した条件での就職は難しくなるでしょう。 そこで、病院就職に向けての対策内容を独自にまとめてみたいと思います。
放射線治療を行う方法には、大きく分けて外部照射と内部照射があります。 外部照射は、リニアックに代表されるような、X線や電子線を照射することができる装置で、体の外から放射線をがんに照射する方法です。 内部照射は、がんの近くや内部から放射線を照射する方法です。その内部照射には、小線源と呼ばれる放射性物質を使用が一般的ですが、がんの種類によって使用させる小線源は異なってきます。
今回は少し専門的なことをお話したいと思いいます。病院では、様々な装置を使いますが、その機能に関しては学校で習っても入職後には忘れてしまっているものです。 そこで、透視装置のABC機構についてお話いたします。 教科書にも載っている機能なのですが、流される程度にしか教わらず、覚えている人は少ないのではないでしょうか?思い出す刺激になれば幸いです。
拡散強調画像は、拡散の程度によって、信号強度が変化する撮像法です。しかし、拡散強調画像だけでは、白く描出されているか黒く描出されているかという画像上の結果しか知ることができません。 ある程度、白く描出されていば拡散がなく、暗く描出されていれば拡散があるということは確かなのですが、それでも拡散とは無関係に白く描出される要因があった場合には、拡散の有無を正確に判断するには、別の情報が必要となります。
TRとTEを長さを変えるとどのような画像が得られるのか? 今回は、そんなお話です。 スポンサーリンク 長いTRと短いTEの場合 こんな場合のT₁とT₂曲線の組み合わせは下のような感じになります。 長いTR,短いTE のときのT₁、T₂曲線 長いTRを選んだ時には、全ての組織が、ものの縦磁化の大きさを回復しているため、T₁、縦緩和時間の違いによる信号に影響がなくなり、組織間のコントラストが乏しくなります。そして、非常に短いTEしか待たない場合には、T₂の違いがあまりないため、信号強度にも差がつきません。
バリウム検査をはじめとする食道や胃、腸のような消化管検査ではその目的によって、造影剤の種類を変える必要があります。 造影剤がどのようにして、なんで使い分けられているのか紹介したいと思います。 スポンサーリンク バリウムの役割 バリウムはもっとも一般的で有名な造影剤の一つです。 バリウムは食道、胃、小腸、大腸とすべての消化管の検査に使われています。
MRIでは、RFパルスを送って陽子を励起させたり、組織から出てくる信号を受け取ったりするのに、ラジオ周波数コイルと呼ばれるものが必須になります。 RFパルスを送信することと、信号を受信することを一つのコイルで行う場合もありますが、それぞれ役割を分けて行う場合もあります。現在では、色々なコイルが使われているので代表的なものだけでもまとめてみました。
骨の強弱を測定する検査を骨密度検査いいます。 骨が弱くなると骨折しやすくなり、脊椎では圧迫骨折をしやすく上向いて寝ることも辛くなり、股関節を骨折すると歩くことができなくなり、生活の質が極端に下がります。 骨が弱くなる病気を骨粗しょう症といいますが、骨粗しょう症は骨折だけが恐いのではなく、その後の生活まで影響を与え、不自由を強いることになるため、骨密度は重要な指標となります。
SPECT検査で、もっともよく行われるといっても過言ではない骨シンンチグラフィとはどんな検査なのかまとめてみたいと思います。 スポンサーリンク どんなことがわかる検査なの? 骨シンンチグラフィでは、骨の代謝という骨の機能がわかる検査です。 骨は常に、破壊と再生(骨代謝)を繰り返しています。この代謝関係がが崩れ、破壊の割合が多くなると骨粗しょう症になるのですが、がんが骨に転移したときや骨折したときも骨代謝が崩れ、骨を作りすぎてしまったり、骨を作らなくなってしまう現象が起こります。