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TRとTEを長さを変えるとどのような画像が得られるのか? 今回は、そんなお話です。 スポンサーリンク 長いTRと短いTEの場合 こんな場合のT₁とT₂曲線の組み合わせは下のような感じになります。 長いTR,短いTE のときのT₁、T₂曲線 長いTRを選んだ時には、全ての組織が、ものの縦磁化の大きさを回復しているため、T₁、縦緩和時間の違いによる信号に影響がなくなり、組織間のコントラストが乏しくなります。そして、非常に短いTEしか待たない場合には、T₂の違いがあまりないため、信号強度にも差がつきません。
MRIを勉強するうえで、絶対に避けられないTRとは? 結論からいうと、 TR(time to repeat)のことで、繰り返してRFパルスを使用するときに使う用語で、RFパルスを照射するごとの時間の長さを表しています。 具体的にいうと、縦磁化を横磁化にするために90°パルスを使いますが、実際の検査では、この90°パルスを繰り返して使うことになります。90°パルス照射から次の90°パルス照射までの時間がTR(繰り返し時間)と呼ばれているのです。