被ばく線量
普通のレントゲン撮影と言われる、X線撮影では決まった1方向からX線を照射して撮影を行い、もし、正面と側面など多方向から撮影する場合には、その撮影する枚数だけX線を照射するわけです。 そのため、被ばく線量の計算は1回ごとの照射線量を積算していけばいいことになります。 しかし、CT検査は他の検査とは異なり、360度方向からX線を照射して撮影を行うため、違った線量評価法が必要になり、CTDIやDLPといったものになります。
IVR(Interventional Radiology)はX線透視撮影下、体内にカテーテルを挿入し、検査や治療を行う技術です。 外科的(手術など身体を切る)手技を必要としないので、比較的患者さんへの負担が軽い手技として普及されています。 ですが、IVR手技の難易度が高いほど、透視時間(X線の使用時間)の長くなってしまい、被ばく線量の増加が問題となることもありrます。