バリウム
バリウム検査をはじめとする食道や胃、腸のような消化管検査ではその目的によって、造影剤の種類を変える必要があります。 造影剤がどのようにして、なんで使い分けられているのか紹介したいと思います。 スポンサーリンク バリウムの役割 バリウムはもっとも一般的で有名な造影剤の一つです。 バリウムは食道、胃、小腸、大腸とすべての消化管の検査に使われています。
小腸という臓器は、非常に長い上に、口からも肛門からも遠い(体の深部にある)臓器であるため、画像検査を行うと言う意味では困難な臓器の一つです。 今では、一般的になっている内視鏡検査でさえ、その全長を一度の検査で行うのは困難です。(現在では、ダブルバルーン内視鏡というのもあるようですが・・・) そのため、これまでの検査の主流として行われていたのが、バリウムを使用した小腸造影検査です。内視鏡のような検査を行える長さが決まっている機器と違い、バリウムを小腸に投与し、それを透視装置で観察するため、内視鏡が進めない範囲まで検査することが可能です。
Tweet がんは、日本人の死亡原因1位であり、その中で胃がんは肺がんに次ぐ2位と身近な病気といえます。(ちなみに男性が2位・女性は3位です。) 胃がんで亡くなる方の割合を年齢別に見ても、男性の40歳以上の年齢で常に20%前後を占め、女性の40歳以上では15%程度かかり、高齢になるほど胃がんにかかる方が多いという方向もあり、40歳男女とも10人に1~2人はかかり死亡原因になるため油断なりません。
バリウムは消化管のどこでも使われる造影剤ですね。 バリウムで受ける大腸検査のことを「注腸検査」・「バリウム注腸」と呼びます。 この検査は、内視鏡の進歩やCTやMRIの進歩によって年々減少傾向にあります。 実際、厚労省の発行している大腸がん検診ガイドラインでは、精密検査では「全大腸内視鏡検査を進める。しかし内視鏡が困難な場合は注腸とS字結腸内視鏡の併用とする」とあります。
日本人の死亡原因の第1位ガンです!! 男性では45~89歳、女性では35~84歳の間で死亡する場合はガンが最も多いそうです。 ガンは今や2人に1人がかかると言われるほど、他人事ではない病気です。 また、2013年の調べによると死亡数が多いガンの出来る部位は 男性:1位 肺 2位 胃 3位 大腸