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診療放射線技師は女性におすすめしたい!!その理由とは?

アベノミクスの影響もあり、女性の社会進出が推進されていますが、まだまだ女性が働きにくい職場環境は多いと思われます。

 

そのため、女性の約5割が結婚後も働きたいと考えていても、職場に復帰しにくかったり、子どもために柔軟な勤務体型を求めても、実現されていなかったりと働くには厳しい状況が続いているように感じます。

 

でも、これは一般的な企業の話にも思えるところがあります。

 

なぜなら医療職、特に診療放射線技師という職種に関しては、必要とされ、求められる環境が多く、まさに引く手あまたな状況になっていると思うからです。

 

だから、私はこれから医療職を考え、でも、どの職種にしようか迷っている女性に対して選択肢の一つに診療放射線技師を考えていただきたい!おススメしたいです!!

 

なぜ、女性におすすめたいのか?

 

その理由を就職面、収入面など具体的な例をあげて説明したいと思います。ご参考いただければ幸いです。

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就職先が豊富

診療放射線技師の養成学校にいる間は、国家資格の取得が目標になりますが、その後に、重要となるのは就職先です。

 

就職先には、病院だけでなく医療機器メーカーが挙げられますが、男性に比べ女性のほうが選択肢は多いといえます。

 

その理由は、診療放射線技師の業務に女性でしか行えないものが増えてきたからです。

 

多くのニュースで検診が取り上げられているように、女性の乳がん検診や子宮頸がん検診への重要度に年々注目が高まっています。

 

それに伴い、まだ少ないと言われていますが、がん検診を受ける若い女性は多くなったことは確かです。

 

では、それが診療放射線技師とどう関係するのか?

 

というと、乳がん検診で行うマンモグラフィの存在です。

 

マンモグラフィ検査は乳房を機器に挟みながら撮影する検査ですが、検査の性質上、技師が受診の乳房を必ず、触る、掴む、押さえる、引っ張るなどする必要があります。

 

でも、みなさん想像してみてください。

 

乳房や子宮の検査をするのに、むさくるしい男性技師がでてきたら・・・

戸惑いや嫌悪感から、また検査を受けたいとは思わなくなるのではないでしょうか?!(イケメンならオッケーとかは言わないでください。)
はたまた不快な思いをしたら、訴えることだって考えるかもしれません。

 

よって、現社会においてこのような業務を男性技師が行えるわけがありません!!

 

つか、男性技師もやりたくありません。怖いです。

 

そのようなリスクを考えると、検診施設の多くは女性のスタッフを雇いたいと思うのは当然であり、自然と求人票には女性限定の文字が多くなってしまうのです。

 

実際、完全女性対応を売りにしている検診施設も存在しています。

 

つまり、国がマンモグラフィ検査など婦人科検診の重要性を訴え続ける限り、女性の放射線技師の求人は男性に比べ圧倒的に多くなるのです。

 

さらに、現女性技師は男性技師に比べ、人数が少ないです。(男性技師割合:78.4%、女性技師割合:21.6%)

 

そのため、需要が高い割には、どの病院も女性技師が不足している状況です。

 

病院や診療所によっては、バイトやパート、短時間勤務でもいいから働いてほしいと考えるとこもあるくらいです。

 

これは、結婚や出産、人間関係など、一度を職場を辞めることになっても、復職しやすい環境が整っていることの裏付けでもあります。

 

女性技師は自分にあった職場環境を選ぶことが可能なのです。

 

女性が働ける環境が整っている数少ない職種といえるかもしれません。

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収入

世間一般的な女性の平均年収は、35歳から39歳の297万円を最高にどの年代も300万円を届かない女性が多いと言われています。

 

しかし、医療職はこの平均年収を確実に超えることが可能です。国家資格の絶大な効力の一つといえるかもしれません。

 

診療放射線技師の平均年収は514万円と言われており、男女別にみると、男性546万円、女性454万円となっています。

 

ここでも、男性のほうが年収が高いのかと思われるかもしれませんが、安心してください。同条件下であれば、一緒の年収を得ることができます。

 

ちなみに、男性技師のほうが年収が高い理由には、いくつかのカラクリがあると思われます。以下にあげると、

 

➀年収が高い50~60歳代には圧倒的に男性技師が多い。というか、50~60歳代の女性技師が極端に少ない。

➁現在では管理職に就いているのが男性技師のほうが多い。

➂バイトを掛け持ちしている人が多い。

➃女性は短時間勤務している人が多く、収入が抑えられていることがある。 など。

 

つまり、女性技師には比較的若い技師が多く、収入が上がっている最中であったり、バイトなど短時間勤務をして、収入が抑えられているケースが多いのだと思います。

 

むしろ、今の女性技師が豊富にあるバイトに時間を費やすことになれば、バイトのしにくい男性技師よりも高い収入を得ることも可能でしょう。

 

3Kがほぼない

職場環境に言われる3K(きつい、きたない、危険)に加えて、給料が安い、休暇が少ない、カッコ悪いの6Kなど言われますが、診療放射線技師ではどうでしょうか?

 

・きつい
定時に出勤、退勤ができることがほとんど。
大きい病院になれば、夜勤などあるが、出産・育児の際には免除になることもある。
仕事中、検査がなければ、座っていても問題ない。

 

・きたない
看護師が行うような、老廃物の処理を行うことはない。
血液に触れる機会は少ない。
ほぼきたない仕事はありません。

 

・危険
放射線を取り扱う業種のため、危険物を扱うことにはなる。
これは当てはまることがありそうです。
詳しくは次に説明したいとおもいます。

 

・給料が少ない
自分の基準によりますが、上の年収を見て少ないと感じれば少ないかもしれません。

 

・休暇が少ない
極端な長期休暇は取得しにくいかもしれませんが、希望が叶う職場がほとんどです。

 

・かっこ悪い
各自の判断にお任せします。
ちなみに、職場では私服の上に白衣を着る人やKCと呼ばれる制服を着る人など様々です。

 

総合すると、3Kや6Kに当てはまるポイントはほぼないように思えます。

 

女性の医療職として有名な看護師は大病院に勤めると、「夜勤が多く、帰れない」、「休暇が少ない」、「立ちっぱなしできつい」、「きたない仕事がある」など多くのことがあるようです。

 

それに比べて、診療放射線技師は大変ではないといえばウソになりますが、夜勤や当直の数も少なく、3Kや6Kに関わる仕事が少ないのは確かです。

 

また、血が苦手な人でも、見る、触れる機会が極端に少ない職種です。

 

看護師はきつそうだから嫌だけど、医療職に目指してみたいと思えるのであれば、視野に入れてはいかがでしょうか。

被ばくの問題

勤務体型が自分に合っていると思っても、放射線技師を目指す上で一番、不安視されるのが被ばくだと思います。

 

福島原発事故で被ばくに関して、注目が高まったので尚更です。

 

自分の身体への影響や子どもへの影響など医療関係にいない両親から見れば、自ら被ばく環境がある職場に行くのではないかと心配になるのではないでしょうか。

 

でも、安心してください!!

 

被ばくする場面は、ほぼありません。
検診施設ならさらです。

 

なぜなら、被ばくに対しては厳しく管理されており、X線などが照射される検査中は別部屋にいて照射スイッチが押されることが基本だからです。

 

よって、被ばくするような場面はほぼありませんので、身体になにか影響が出ることもありません。

 

実際に働いている女性技師たちは、結婚、出産、幸せな結婚生活の3拍子揃えている方も多いです。

 

それでも、被ばくが心配だ!被ばくがする場面があればやりたくない!やらせたくないと思うのであれば、ベテランの男性技師にかわいくお願いしてはいかがでしょうか。きっと、メロメロなはずです。(半分本気で半分冗談です。)

 

普段の業務の放射線防護や妊娠中における被ばく線量も厳しく管理された職場環境のため被ばくの心配はないと思われますが、神経質になる人はなる問題なので、最後の判断は気持ち次第といえるかもしれません。

まとめると・・・

診療放射線技師という職種は、男性よりも女性におススメです。

 

その理由は、

➀就職先が豊富で、バイトやパートなど自分にあった環境で働きやすい

➁世間の女性平均年収よりも高い収入が得られる。

➂夜勤や残業が少なく、比較的、規則的な生活が送れる。

➃看護師のような3K(または6K)の仕事がほぼない。

➄被ばくは管理できて、ほぼない。

 

ここまで、色々あげてきたが、どうでしょうか。

 

このような職務体型であるため、30歳代から目指す方も多く、目指すための窓口は広いようにも思えますので、最短3年で取得できる資格のため、遅すぎることもないでしょう。

 

さらに、女性も男性も多くなれば、楽しい職場になることも期待できるのでないでしょうか。