ct画像
CT画像を観察するうえで、画質とはとても重要です。その中でも、モノを見分ける力、分解能は特に重要といえるでしょう。 分解能が高ければ、正常と異常を区別することが容易になりますし、分解能が低ければ、正常と異常を見分けることが困難になります。ただ、分解能にも、高コントラスト分解能と低コントラスト分解、さらには、時間分解能という概念があります。
CT画像に限らない話では、ありますがX線画像にはノイズと呼ばれる成分が必ず含まれることになります。 そして、ノイズと関係するのがSD値です。 SD値というのは、統計的な用語で聞いたことが多い方も多いかもしれませんが、CT画像においてSD値がどのような役割を担っているのか、ややこしくなっている方も多いのではないでしょうか。
CT画像はそれはもう沢山の情報を持っています。 しかし、観察するうえで欠かせないのが、 『見たい臓器に、濃度を合わせる』ということです。 脳には脳、肺には肺、骨なら骨に合わせて観察しなければ、本来見えるはずの病気を発見することすらできません。 観察するものに合わせて、濃度を調整する機能をウインドウ機能と言います。