8.2k.
バリウム検査をはじめとする食道や胃、腸のような消化管検査ではその目的によって、造影剤の種類を変える必要があります。 造影剤がどのようにして、なんで使い分けられているのか紹介したいと思います。 スポンサーリンク バリウムの役割 バリウムはもっとも一般的で有名な造影剤の一つです。 バリウムは食道、胃、小腸、大腸とすべての消化管の検査に使われています。
1.8k.
小腸という臓器は、非常に長い上に、口からも肛門からも遠い(体の深部にある)臓器であるため、画像検査を行うと言う意味では困難な臓器の一つです。 今では、一般的になっている内視鏡検査でさえ、その全長を一度の検査で行うのは困難です。(現在では、ダブルバルーン内視鏡というのもあるようですが・・・) そのため、これまでの検査の主流として行われていたのが、バリウムを使用した小腸造影検査です。内視鏡のような検査を行える長さが決まっている機器と違い、バリウムを小腸に投与し、それを透視装置で観察するため、内視鏡が進めない範囲まで検査することが可能です。