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放射線検査とそれに関するノートと参考ブログ

国家試験対策にCTのアーチファクトを覚えよう!!

国家試験対策にCTのアーチファクトを覚えよう!!

CT画像には装置や金属など様々な影響により、偽の異常所見(アーチファクト)が現れることがあります。アーチファクトを覚えることは、画像の異常所見を理解するうえでとても重要なことであるため、国家試験でも出題されることがあります。

 

なので、代表的なアーチファクトをまとめてみました。助けになれば幸いです。

これ以外のアーチファクトも沢山ありますが、出題頻度は低いものばかりです。

 

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ビームハードニングアーチファクト

【現象と原因】

X線質が相対的に硬くなることで起こるアーチファクトです。

そもそも、CTで使用するX線は連続エネルギーと呼ばれるものです。高エネルギーから低エネルギーのX線が一度に発生します。

この平均エネルギーで構造物のデータを収集していくのですが、X線は構造物を透過するほど吸収されていきます。

 

それは、低エネルギーのほうがより早く、多くのX線が吸収されてしまい、透過するほd、強いエネルギーだけが残ることになります。

 

結果、X線の平均エネルギーは相対的に高くなってしまい、物質の透過力も増していくことになります。

 

(例えるなら、ゴーカートは石や山が続けてあると、いずれ止まってしまいますが、戦車は止まることなく進むことができます。

そして、ゴーカートのような小さな来るまでは、小さな石でも落ちていると影響を受けますが、戦車のように大きなものでは、小さな石は問題にならないですよね。

さらに、ゴーカートは小さな石でも落ちていることに気づきますが、戦車では気づくことができません。

同様に、低エネルギーX線はあまりX線を吸収しない物質の情報を得ることもできますが、一方で高エネルギーのX線は情報を物質が有ることに気づかずに透過してしまうため情報を得ることが出来ないという感じです。)例えがわかりにくい場合は忘れてください。

乗り物の開例え
戦車が高エネルギーX線 ゴーカートが低エネルギーX線だと考えると

 

その影響により、構造物の内側に行くほど黒くなって描出されたり、頭蓋骨の内側で骨が溶け出したように白く表現される、骨と骨の間が黒く抜けるなど様々な現象が見られるアーチファクトです。

特に、頭部や肩、骨盤内など骨に囲まれた部位に顕著に見られます。

 

【対策】

補正データを用いて補正を行う。(画像フィルターに含まれていることもある。)

 

対策のついでに・・・

ビームハードニングアーチファクトといえば、必ず問われるのはキャッピングとカッピングです。

どちらも補正に関わる現象なので覚えとくといいでしょう。

 

では、どういった現象なのでしょう?!

 

「キャッピング」
水ファントムのような本来均一なCT値を示す物体を撮影したときに、周辺に比べ中心部のCT値が上昇する現象。

「カッピング」
キャンピングとは逆の現象。水ファントムのような本来均一なCT値を示す物体を撮影したときに、周辺に比べ中心部のCT値が低下する現象。

 

kappi

 

【画像】

ビーm

 

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リング状アーチファクト

【現象と原因】

X線を受け取る検出器が故障した場合に起こるアーチファクトです。
故障した検出器で撮影された画像のすべてに発生します。

 

【対策】

医療機器メーカーによる検出器の修理、交換が必要です。

 

【画像】

診療放射線技師国家試験に出題された画像
診療放射線技師国家試験に出題された画像

メタルアーチファクト

【現象と原因】

撮像範囲内に金属など、X線の吸収が非常に高い物質が被写体内に存在した場合に起こるアーチファクト。
吸収が高い部分を透過したX線に対する検出器の出力が不正確な値になるため、投影データが不完全となる。

 

【対策】

取り外せる金属類は検査前に外してもらう。
アーチファクト補正用のソフトの使用。

 

【画像】

くも膜下出血後、クリッピング金属からのアーチファクト
くも膜下出血後、クリッピング金属からのアーチファクト
3Dにすると、矢印の部分にアーチファクトの影響がある。
3Dにしても、矢印の部分にアーチファクトの影響がある。

モーションアーチファクト

【現象と原因】

撮影中の患者さんの体動や心臓など常に動いている臓器によるアーチファクト。

 

【対策】

患者さんの協力が一番。(しかし、出来ない場合も多い。)
心臓へのアーチファクトは心電図を用いた心電図同期撮影を行う。
腸管の動きに関しては、ブスコパンの使用や撮影時間の短縮にて対応。

 

【画像】

撮影中に頭を動かしたと思われる。
撮影中に頭を動かしたと思われる。
心臓は常に動いているため、通常の撮影では、ボケてみえる。
心臓は常に動いているため、通常の撮影では、ボケてみえる。

パーシャルボリュームアーチファクト

【現象と原因】

パーシャルボリュームアーチファクトは、厚いスライスで構造が複雑に変化する部位でストリーク状となって現れる。
以前、スライス厚についてまとめてみたので、参照ください。

【対策】

できるだけ薄いスライスで再構成を行う。
ピクセルサイズを小さくする。

 

【画像】

矢印のところに線が走るようなアーチファクトがある。
矢印のところに線が走るようなアーチファクトがある。

らどちゅー

放射線に携わるお仕事をさせてもらっています。 経済情報を読んだり、読書が趣味と、 まぁインドア派の典型です。 そんなんで、毎日助けてもらっています。

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